冷や汁に使用される味噌や豆腐などの大豆加工食品、そしてゴマには、代謝に必要なビタミンB群や、ミネラル(カルシウム・マグネシウム・鉄・カリウムなど)が豊富に含まれています。
健康に欠かせないビタミンBやミネラル
ビタミンB群はしっかり補給することで、細胞でのエネルギー代謝を高め、疲労感を解消してくれるとても大切な栄養素なんです。
一方のミネラルは全部で16種類あるのですが、それぞれが私達の体の機能を正常に働かせるために必要なものです。
ミネラルが欠乏すると貧血、無力感、食欲不振、代謝や免疫機能の低下など、様々な問題が起こってしまいます。
ビタミンやミネラルも生命維持に不可欠なのに、体の中で作ることができない栄養素ですから、ビタミンやミネラルたっぷりの冷や汁を食べて、日々の食事の中にうまく摂取していきましょう!
冷や汁の材料にはビタミンやミネラルがいっぱい!
まず冷や汁に使う「ゴマ」には、良質な栄養成分が豊富な上に含有量が多いので、少量の使用でも効果的です。
冷や汁によく使われる「きゅうり」は、低カロリーなのにビタミンC、ビタミンK、カリウム、食物繊維、βカロテンなどが豊富に含まれています。
更にきゅうりには身体を冷やす働きがあると言われ、夏の熱くほてった身体を冷ますにも役立つと言うわけです。
薬味の「シソ」には、鉄分をはじめ、カルシウムなどのミネラル、そして人参よりも多くのβカロテン、更にビタミンB群やビタミンEやKなどがたくさん含まれています。
そして同様に「ネギ」もβカロテン、ビタミンC、カルシウムなどの栄養成分が豊富です。
味噌は発酵によってアミノ酸やビタミンなどが多量に生成され、大豆よりも更に優れた栄養を含む食品になります。
味噌には他にも、ミネラル、食物繊維、炭水化物、脂質など非常に多くの栄養素が含まれています。
ひとつの食品でこれほどたくさんの栄養を含む食品は、他にありませんね!
ますきちの「ストレート冷や汁」に入っている「豆乳」にも、必須アミノ酸、ビタミンB群、食物繊維、オリゴ糖、酵素が多く含まれています!
ベースの冷や汁に季節の野菜を加えれば、1食で更に色々な栄養素がとれますね!
炭水化物は冷や汁で冷やして食べれば低カロリー化!
おなかのお掃除で健康にも◎

「炭水化物を冷やして食べる」というダイエット法があるのをご存知でしょうか?
炭水化物はダイエットの天敵というイメージが定着していますが、冷やした状態で食べれば、糖質の吸収や血糖値の上昇を抑えることができます。
炭水化物に含まれるでんぷんは、冷えると「レジスタントスターチ」と言う消化しにくいでんぷんに変化します。
レジスタントスターチが増えた冷たいご飯は、小腸で消化されにくくなるので、自然と摂取カロリーが抑えられるのです。
身体に蓄積しにくいばかりでなく、食物繊維のように腸をお掃除してくれるので、便秘にも効果があると言われています。
しかも、このレジスタントスターチが最も増える温度は4〜5度なので冷や汁と一緒に冷蔵庫に入れておけば最も効果的な温度になります!
冷たいご飯はおいしくない!
それだけを食べるのはちょっとキツイけれど、薬味と味噌を効かせた「冷や汁」だったら、ご飯の冷たさが美味しさに変わるので無理なくダイエットできますね!
でも美味しいからといって食べすぎには注意しましょうね。
冷や汁が夏場の疲労回復の健康食としてだけでなく、ダイエットにも向いているということがお分かりいただけたでしょうか?
冷や汁に季節の野菜を合わせてご飯や麦飯、うどんやそうめんと一緒に食べることで、1食でもいろいろな栄養素が摂れて健康が持続できるのです。
汗をたくさんかいた後には、冷や汁で水分や塩分も補給できますし、夏バテ気味の胃腸にもピッタリの健康メニューですね!
健康の維持としてのダイエットでも、なによりも「続けること」が大切で、最も難しいといわれているダイエットの食事制限。
冷や汁での健康ダイエットなら「おいしく食べ続けられる」からこそ継続できる!というのが一番のポイントです。
栄養たっぷりの美味しい冷や汁を食べながら、夏をのりきる健康づくりを始めてみませんか?